CAT
価格:オープンプライス 製品コード:4033653031646
デュアルVCO、4つの波形をミックス可能で外部シグナルプロセッシングも可能なユーロラックマウント対応のデュオフォニックアナログシンセサイザー
特長
- デュアルVCOデザインにより非常に分厚いサウンドを作成可能
- トランジスタとJFETを融合させたオリジナルの「CAT SRM II」回路を忠実に再現
- オーセンティックなVCO、VCF、VCAによる純粋なアナログ信号回路
- 究極のサウンドを実現する4つの可変オシレーター形状(ノコギリ波、三角波、モジュレーテッドパルス、サブオクターブスクエア)
- デュオフォニック / パラフォニックモードにより両方のオシレーターを独立して制御可能
- オシレーターとフィルターは2つのモジュレーションデプスアッテネーターを装備し6つの異なるソースから変調可能
- フルアナログ 正弦波/矩形波 LFO
- VCFとVCA変調用の2つのアナログエンベロープジェネレーター
- ホワイトノイズジェネレーターが波形生成のバリエーションを劇的に拡大
- 16ボイスポリチェーンにより複数のシンセサイザーを組み合わせれば最大同時発音数16も可能
- モジュール部は標準Eurorackケースに装着可能
- 47の操作子によりすべてのパラメーターにダイレクトアクセス可能
- 外部の音声を入力しプロセッシング可能な外部音声入力端子を搭載
- 外部制御入力および出力(ハイノートCV、ローノートCV、ゲート、フィルターなど)
- MIDIチャンネルと音声優先の選択が可能なUSB/MIDIを実装
- 自己共振機能を備えたクラシックなフィルター設計(ローパス ピーク/レゾナンス)
- ㈱エレクトリ取扱の正規輸入品に限り3年間の保証プログラム対象
- 英国で設計および開発
CATについて
1975年新しいシンセが街を闊歩しました。CATと呼ばれたこのシンセサイザーはARP Odysseyに非常によく似たアナログデュオフォニック、3オクターブのシンセサイザーでした。そのキーボードは2つのVCOにルーティングされる2つのコントロール電圧を生成することが可能でした。
そのシンセサイザーのオマージュがBehringer CATとして今リリースされます。驚くほどの使いやすさで、想像できるほぼすべてのサウンドを出力します。アナログ信号は4つの同時可変可能なオシレーターシェイプとデュオフォニック / パラフォニック機能を組み合わせたVCO、VCF、VCA設計に基づいて生成されます。 CATを所有する事は音楽のタイムマシンを持つようなもので、過去の偉大なサウンドを蘇らせたり、新しい未来を創造する事が出来るかもしれません。
◆True to the Original
CATの設計はオリジナルのアナログ回路に忠実に、かつオーセンティックなVCO、VCF、VCA設計が組み合わされています。その結果クラシックエレクトロニックミュージックを呼び起こす素晴らしいトーンが再現されています。 この細部に渡り注意深く設計された回路がCATにフレキシブルなサウンドシェーピング機能を提供します。 これにより超ファットなベースや ”おいしい”リードなど驚くべきトーンを出力します。
◆Big, Fat Tones
1970年代と80年代にプログレッシブロック、ニューウェーブ、シンセポップで作られたシンセサイザートラックはすでにクラシックとなり、多くのアーティストに影響を与えました。 CATを使うとそのマジックを再現することができ、かつ自分だけの伝説となるようなオリジナルサウンドをもデザインできるかも知れません。
◆Keyboard Control
CATはMIDI経由でキーボードコントローラーを接続する事が可能です。 信号は音程を1オクターブ上または下にベント可能なピッチベンドスライダーで調整可能です。 オクターブシフトスイッチを上下に切り替える事により最大2オクターブの範囲で調整が可能です。 グライドスライダーを使用すると、ノートが別のノートに移行する速度を変更も可能です。(アップは速く、ダウン時は遅く)LFO Freqスライダーと組み合わせてLFOとADSRのリピートテンポを制御すると、驚くほど脈動するポルタメントを作成できます。
◆Two VCOs are Better
CATサウンドの心臓部は2つのVCOです。 CATは2つのオシレーターを独立して デュオフォニック/パラフォニックとして制御が可能です。 Fineおよび Coarse Frequencyコントロールを使用して、VCO1からVCO2を調整します。 CATのキーボードコントロールは、MonoまたはPolyに設定できます。 Polyモードでは、VCO1がキーボードで演奏される最も高い音程を生成し、VCO2が最も低い音程を処理し2つの音を同時に演奏することも可能です。 スイッチをモノラルモードに設定するとVCO1はキーボードで押された最も低い音程を生成します。
◆Make Waves
各VCOの波形選択スイッチによりLFOから異なる波形をパッチすることが可能です。 Sine、Square、Sample and Hold、および各VCOでのピッチモジュレーションを選択します。 Modulation Depthノブを回せば変調の深さが調整可能です。VCO2には、VCO1をロックするSyncスイッチも付属しており、1つのオシレーターとして機能し、より複雑な波形と劇的な音の変化をもたらします。 VCO1をVCO2にまたはその逆にミックスすると非常に味のあるトーンを生成できます。
◆Slide In
CATの各VCOには波形スライダーが装備されており、各波形の音量を調整できます。 サブオクターブ、ノコギリ波、矩形波、三角波、パルス波をポンピングしたり、それらをすべてミックスしてユニークなトーンを作成したりします。
◆VCF
2つのVCOを組み合わせるだけでは無く、さらにVCFフィルターセクションも搭載。 VCO1をミックスに組み込むことでより複雑で強いトーンを得ることができます。 より多くの波形を取り込み高調波を強調するQスライダーとローパスフィルターとして機能するフィルターカットオフスライダーも搭載。 これらによりCATはファンキーなベースサウンドや焼け付くようなリードトーンを作成するシンセサイザーとなっています。 VCO、VCF、ADSRを操作すれば素晴らしいドラムサウンドも作成することが可能です。
◆The Envelope, Please…
信号にさらに個性を与えるために、CATのトランジェントジェネレーターを使用すればキーを押すたびに精密な過渡電圧を作成できます。 対応するスライダーを使用しアタック、ディケイ、サスティン、リリースを調整し信号を形成します。 ARトランジェントジェネレーターはADSRと同じ様に機能しますがエンベロープに対する細かい制御は行いません。 またADSRを自動的に繰り返す、またはキーが押されたときにのみ動作する様に設定することも可能です。 サンプルアンドホールドスイッチを設定し、VCO1設定をサンプリングするかノイズモードに設定すると、ランダムな出力パターンを生成できます。 キーを押した後、LFOディレイコントロールを上下にスライドして、LFOが最大出力に到達するタイミングを決定します。
◆イン・アウト
CATには多数の入力と出力があり、あらゆる接続方法や機能拡張が可能です。 外部制御電圧をVCO1または2、VCFにルーティングし、外部ラインレベルオーディオをCATに送り込むこともできます。 ゲート、ADSR、AR、またはキーボード出力を経由でCATを他の外部シンセサイザーに接続することも可能です。 16音ポリチェーン機能により複数のシンセサイザーを組み合わせて最大16ボイスのポリフォニーを実現できます。また、1970年代および80年代のオリジナルモデルに比べて、信頼性と安定性が大幅に向上しています。
動画
仕様
■シンセサイザーアーキテクチャ